名無しさん Lv98 パーティ募集BBS (Lv制限:99)
FLEA BBS(こっそり公開)
| タイトル | 件数 | 投稿者 | 投稿日時 |
|---|---|---|---|
| 異世界疾風伝説 ~ウィンドブレード物語~ | 46 | ao0Y/kXcZz1U | 2010-05-28 11:04:38 |
| 末尾に「つづく」と書いた場合はレス待ちにする。 末尾に「よろしく」と書いた場合は他の人が書いていい。 「つづく」ありながら1週間放置なら他の人がかいてもいい。 感想・要望・プロットは「集え!メガテン小説好き」に書く。 ゲームより面白い物を書く(目標) 基本設定を踏まえて内容を書く。(重要) 読者のことも考えて書く(最重要) |
|||
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-05-28 11:12:16 |
| プロローグ ~風の始まり~ 彼女との出会いは、こんなにどす黒い雲に覆われた空の日だった。 つづく |
|
| 5HYsjUn2Q8M. | 2010-06-27 11:39:48 |
| 今にも雨が降り出しそうな空を気にしながら スーパーの袋を片手に買い物をさっさと済ませてアパートへ戻ろうとしていた (・д・)「ウゲwなんだあれガルムが大量沸きしてるぅ…どうかこっちに気がつきませんように…」 しかしガルムの群れの中の一匹がこちらに気がつき群れで襲い掛かってきた (中略) ガルムを追い払うと先ほどまでガルムが群れていたところにピンク色の塊が無造作に転がっているのに気がついた (・д・)「他の悪魔の死体に群がってたのかぁ…でもこんなピンク色の悪魔いたっけなぁ~?」 (・>・)「ふぅ~助かったッパ~」 ピンク色の塊が動き出した どうやらソレは着ぐるみ?を着た人間?だった (・>・)「あんたありがとッパ~。お礼に竜宮城に連れてってやるッパ~」 (・д・)「…いゃ別に竜宮城とか…てかアンタ大丈夫なの?」 心配そうに着ぐるみを着た女の子の様子を伺う (・д・)「着ぐるみも所々噛み千切られてるし…全然大丈夫そうには見えないんだけど…?」 (・>・)「カッパッパ~。新しく発明したキンチョーナパームの実験してたんだけど、やっぱり悪魔には効かなかったッパ~」 |
|
| 5HYsjUn2Q8M. | 2010-06-27 11:40:32 |
| (・д・;)「(ウワァ~…なんだか危ないヤツ…つーか会話が成立してないし)ま、まぁそれならいいや、この辺は危ないから気をつけてね。じゃノシ」 足早に場を離れようとした (・>・)「あっちょっと待つッパ~」 ズザ~ 強烈に後ろから下半身目掛けてタックルを喰らった (・д・#)「な!な!何すんのよ!買い物袋が…あ~ぁほらぁ~」 (・>・)「お願いだッパお腰につけたキビダンゴひとつ私にくださいなッパ~」 (`д´#)「はぁ?キビダンゴなんて持ってないんですけど?」 (・>・)「間違えたッパ!キュウリよこせ!!」 転んだ拍子にぶちまけられたスーパーの袋の中身を指差しながら言い出した (・д・)「え?キュウリ?あ~ハイこれでいいでしょ?用が済んだなら私はもぅ行くから二度と構わないでね!ノシ」 散乱した買い物袋の中身を拾い集めると逃げるように退散した (・>・)「あっちょっと待つッパ~」 ズザ~ 後ろから下半身目掛けて強烈なタックルを喰らった (・д・#)「くぁせfjk!おま!いい加減にしないと怒るよ!!」 (・>・)「急ぐな騒ぐな慌てるなッパ~♪お礼にイイモンやるッパ~」 (・д・)「ん?いい物?まさか幸せになる壺とかマグが増える宝石とかじゃないでしょうね?」 (・>・)「ん?何のことだッパ?いいから目を閉じて祈るッパ」 (・д・)「ちょ!止めてよ目を閉じるとか?やっぱ宗教じゃない!」 (・>・)「gdgdうっさい奴ッパね~。んじゃこのままやってやるッパ」 着ぐるみの襟元から腕をグイと突っ込んだかと思うと何やら飾りの付いたステッキのような棒?を取り出した (・>・)「ウャチウャチトベトベ…ウャチウャチトラブア…ラクザキルメーノルメーノ ッッパー!」 素敵なステッキが光りだしたかと思うと、その光はステッキから放たれ私の全身に降り注いだ |
|
| 5HYsjUn2Q8M. | 2010-06-27 11:41:13 |
| 私はベッドの上で目を覚ました さっきまでのことは何だったのだろうか? (・>・)「夢の中の蝶が現実で、今の私は蝶が見ている夢なのだろうか?」 (・д・#)「って何だそのナレーションは!つかなんでお前が私の部屋にいるんだ!」 (・>・)「ちっちゃなことは気にするなッパ。ワカチパワカチパ~♪」 (・д・#)「てか一体全体なんなのよ?アンタ?私の身体に変な事してないでしょうね?」 言った直後に自体の深刻さを受け止め自分の手足がちゃんと付いているのか触って確認してみた もふ ∑(`д´川)「ちょ!ま!な・ん・だ・こ・れ・わ!!!!」 驚いたことにもふもふのカッパ着ぐるみに身を包んでいるではないか (・>・)「やっと呪いが解けたっつーか伝染せたッパ」 (`д´#)「ふざけんな!説明しろ!」 (・>・)「だが断る!」 (`д´#)「てめ!いい加減にしろ!」 (・>・)「しょうがないッパね~… |
|
| 5HYsjUn2Q8M. | 2010-06-27 11:41:49 |
| 昔々未熟なタンキがおったそうな 未熟なタンキがナカノヶ池のほとりを散歩していたときイジワルそうな顔のDBが近づいてきて、何も悪さをしていない未熟なタンキを狩ろうとしてきた とっさに未熟なタンキはブレスで対応したところ驚いたDBの手からすっぽ抜けたかぶとわりがナカノヶ池に落ちたそうな すると池からやたら唇の分厚いアズミが出てきて二人(一人と一匹)に聞いた 「あなたが落としたかぶとわりはコチラの金のかぶとわり?それとも銀のかぶとわり?」 DBは欲張って金のかぶとわりと答え 未熟なタンキは自分は落としていないし、おとしたのはそのどちらでもないと答えた すると唇の分厚いアズミは未熟なタンキを正直者と褒め称えテイワズを1上げてあげた 嘘つきなDBには罰として「狩られるものに痛み」を味わうようにと半人半獣の姿に変えられた DBは嘆き悲しみ己の罪を償うためその身を池に投げたという」 (・д・#)「で?その昔話とこの姿と何の意味があるの?」 (・>・)「別に関係も意味もないッパ」 (`д´#)「てめぇ!毟るぞ!毟った毛根を全部池に投げ捨ててやる!」 (・>・)「落ち着くッパ。本当のことを教えてやるッパ |
|
| 5HYsjUn2Q8M. | 2010-06-27 11:42:32 |
| 実は僕は君と同じDBをやっているのだけれど、DBの中には潜在的に満月や新月にポテンシャルを高める能力のあるタイプがいることに気がついたッパ。これは月の重力が関係しているとか人間の先祖が関係しているとか諸説諸々あるッパ。ただ、この能力タイプは極まれで普通の人間には備わっていないものッパ。逆に普通の人間に多く影響を与えるのが太陽ッパ。晴れている日は活動的だとか、雨の日は落ち着くとか色々あるッパ。そこで僕が考えたのが普通の人間のポテンシャルをどれだけ引き出すことが出来るかっていう実験ッパ。今回君のCOMPに施したのは悪魔召喚プログラムを自身の身体に負荷させることで雨の日に癖ッ毛が爆発しない改良プログラムだッパ」 |
|
| 5HYsjUn2Q8M. | 2010-06-27 12:16:08 |
| (;д;)「…ソレデ私ハドウスレバ元ノ身体ニ…」 (・>・)「COMPは悪魔召喚プログラムをオートでローディングさせてるから無理やり外すとどうなるかわからないッパ。バグがわかったのは僕が実際に試してからだったんだけど、その時は既にお寿司、着ぐるみ状態だったからキーボードが打てなかったんだッパ」 (;д;)「勘弁してくだしあ…」 (・>・)「とりあえず今から強制的にプログラム解除出来る方法を考えるけど期待されちゃ困るッパ」 (`д´#)「アンタが原因でこんなことになってるんでしょーがぁぁぁ!私は別に癖ッ毛だってそれなりに風を感じて過ごせてたのに!どうしてこーなった!こんな偽物のサラサラヘアなんて!もっと風を感じたい!本物の!返して!私の風を返してよ!」 (・>・)「我侭言うなッパ。風なんて本物も偽物も無いッパ。風が感じられるだけマシッパ。世の中には風を感じることの出来ないGMもいるッパ!」 (`д´#)「訳分かんない事言ってるんじゃない!風はどこに行ったの?私だけの風は!」 (・>・)「うっせーなッパ。フォーチュンカード風でも出してもらえばいいんじゃね?ゆっくりガチャって行ってね」 (`д´#)「どうせそんなこと言ったってハズレは悪魔凧でしょ!わかってるんだから!」 こうして本物の風を求める二人の旅は始まった プロローグ~風の始まり~終~ よろしく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-08-03 23:49:20 |
| 第1.5章 音速爆走天使(魔) ここにも一人夢を抱きながら、風を求める事となってしまった奴がいた。 そいつの名はタナカ(24歳)男・独身で職業はNEETである。 「かったるい、人生めんどくせ~、金なんて親が出してくれるからイイヤ、それに働いたら負けだし」 今日もそんな言葉を1人呟きながらタナカは、親のすねをかじるのである。 そんな時にタナカのCOMPに一通のメールが届いた。 友人がいないタナカには珍しいことであった。 見てみると、題名は「ao@^[;./:][@p」であった。 「なんだこれ!」とタナカは、恐る恐る開けてみてた。 すると…。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-08-04 00:23:50 |
| ドス黒い光がCOMPより発せられ、タナカの全身を包み込んだ。 「な、何にこれ」と思っていた次の瞬間 タナカの目の前は真っ暗になり、倒れ気絶してしまった。 どれぐらいたったのだろう「おいタナカ起きろ!!」と俺を呼ぶ声がする。 「なんだよいったい」と虚ろな体で目を開けた。 すると、どうだろう無数の悪魔たちが俺を見て俺を呼んでいる。 「なんだこれー!これは夢だ桑の実だー!」と自分に言い聞かせながら頬っぺたをつねった。 痛みがあるという事は、夢では無い様だ。 タナカは、失禁しそうになり「俺は、死ぬんだな誰にも親にも看取られず悪魔に食われて死ぬのか」と心の中で悟った。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-08-18 16:58:41 |
| しかしそれは無いとすぐに分かった。 「鎮まれ!鎮まるのだ!下僕ども!!」と威厳のある声で 無数の悪魔達を一声で鎮めさせてしまったのだ。 何者なんだろうと思い顔を見ようと思ったが、今までの事やあまりの恐怖と圧倒的威圧感に負けてしまいNEETタナカ死んでしまった。 改つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-09-21 09:38:38 |
| だが次の瞬間まばゆい光がNEETタナカを包み込んだ。 そしてそのまばゆい光から声が聞こえた。 「ゴメーン!死なせちゃってNEETタナカだったよね?君は、まだ死んではいけないんだよ」 「君はこの世界の救世主となる素質があるのだから」 「あ、そうだ!生き返らせて君を元の場所へ戻してあげるよ」 「あと魔人の腕輪もつけておくね。これは今後君に役に立つ物だから、あと魔人の腕輪の効果なんかの説明は後でメールで送るからね。」 「じゃいくよアルレスリーミ・リカーム・スレフド・リカーム」とおもむろに呪文唱えた次の瞬間 母親の「こらタナカ働け!!」という声と共に目が覚めた。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-09-21 10:23:45 |
| 「俺、生きてるやったー!」 「て、なんだよ母さん」 「だから働けって言ってるの!大体ね24にもなって、いつまでもNEETやっている積もりなの!!この親不孝者め!あなたには、もうほとほと愛想がつきました。この家から出て行きなさい!」と母親は、NEETタナカに怒鳴り散らした。 「もう我慢出来ない畜生!出て行ってやるよこんな家出て行ってやる!!」とNEETタナカはリュックサックを片手に家を出て行ってしまった。 だが、出て行ったのはいいがNEETタナカは困ってしまった。 「どうしよう財布は家の中で、頼りのリュックの中に入っているのは、悪魔カードと昨日買ったばかりの女性悪魔のフィギュアセットとCOMPしかないし、出て行くと言っておきながら家に戻ると、家族の笑いものになるしどうしよう…。」とNEETタナカは道端で頭を抱え、うずくまってしまった。こんなふうに→Orz つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-09-21 12:56:06 |
| そのままうずくまった状態でいて10分ぐらい経っただろうか1通のメールが届いた。 そのメールの件名は「魔人の腕輪の使い方と効果について」というもので 「そういや夢でなんか言っていたな魔人の腕輪を腕につけてあげるとかどうたらこうたらと、でもまさか嘘だろこんな都合のいい話ある訳がない大体腕に腕輪なんか・・・ってついてんじゃねえかよオイ!」 「じゃ、じゃあアレか、あの夢は本当で俺は、一度死んでまた生き返ったのか、キリスト様より2日も早く、やったー!!これで俺は、NEETの神になれるのかやったぜ!!」と思っていたのも、つかの間すぐにもう一通メールが届いた。 件名「NEETタナカへ」とあり「なんなんだよいったい、せっかく喜びに耽っていたのによ」と言いながら開けてみると 「NEETタナカへ、君はさっき1度死んで生き返ったからこれで俺はNEETの神になれるのかやったぜ!!て言ったけど正直に言います。なれません、神様になるには知力、体力、精神力などの厳しい試験があるの、だからNEETである君が今更職業訓練所やら学校に入ったって到底無理ですよ。もう一度死んでも無理ですよ。 でも落ち込まず安心してください、家を出て行って、困り果てている君にある人へ君を迎えに来るようにと言っておきましたので、そこで5分もすれば迎えの者が来るはずです。その間に魔人の腕輪の使い方と効果についてを読んでおいてくださいね。君を生き返らせた者より」とあり 「俺を見ているのか?何処にいるんだ、おーい出て来い」と叫んでも返事もなくNEETタナカは道を歩く通行人から変な目で見られてしまった。 「ちくしょう変な目で見られちまった。たぶん俺を変な目で見ている奴らは俺の事を痛い子だと思って見ているんだろうな…。」とNEETタナカはちょっと嫌な気分になった。 「でもまぁ気晴らしに魔人の腕輪の使い方と効果についてでも言われたとおりに読んでみるか」と少しでも嫌な気分を忘れるためメールを開け読み始めたのだった。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-09-21 15:01:31 |
| 「魔人の腕輪の使い方と効果について」 注意:この魔人の腕輪は非常に危険で、扱いによっては魔力暴走引き起こし命の危険に係わりますので一応プロテクトが、かけられております使用の際には十分注意して下さい。 効果:①魔人ヘルスエンジェルなど魔人と名の付く者には何にでもなれます。(変身効果) ②擬態能力が付きます。戦った悪魔の能力、技をコピーし、その戦った悪魔になりきれます。 ③悪魔にも引けを取らない程の身体能力を身に着けます。 ④魔法が使えない人には、魔法が使えるようになります。 ただし復活系呪文のみ使えません ⑤マガタマが装備出来るようになります。マガタマは色々な特性があります。 ぜひ集めてみてね。 ⑥双殺の晩餐会が使えるようになります。この技は、自爆型最終必殺奥義ですので本当に自分が、自滅してでも倒したい相手にでも使ってくださいね。 使い方、①の変身の仕方は何でも良いですよ。自分の好みの変身スタイルでどうぞ ④は唱えるだけです。 ⑤のマガタマは腕輪の真ん中のドクロの口の中に入れてあげて装着してくださいね。 と書いてあり、ちょうど読み終わると「NEETタナカさんですよね?」という声が聞こえNEETタナカはゆっくりと顔を上げた。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-09-25 12:32:23 |
| そこに立っていたのは、執事のような格好をした白髪の老紳士だった。 「はいそうですが、あなたは?」とNEETタナカは答えると白髪の老紳士の名を尋ねた。 「申し遅れました。私サイファーコンツェルンの副社長を務めております。エル・バールと申します。」と白髪の老紳士は自己紹介をした。 (サ、サイファーコンツェルンだと!!サイファーコンツェルンといったら、お菓子から武器まで作っている大企業じゃないか!それに噂じゃ共同体社会に武器を提供しているという話さえも聞いた事がある。) 「な、なんでそんな大企業が、に、NEETである俺を迎えに来たのですか?」とNEETタナカは内心驚きながらもバール副社長に聞いた。 「オホン、それは社長の命令でしてね。社長がNEETタナカ様にお会いしたいと申しておりましてね。」と答えた。 「あちらの方に迎えの車を用意しておりますので、そちらにお乗りください」 とNEETタナカはバール副社長に案内されて車に乗り込んだ。 何もためらいも無くNEETタナカはバール副社長に案内された車で、一路サイファーコンツェルンへと向かった。 つづく |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-05 07:38:39 |
| どう表現したらいいのだろうか・・・、唐突に現れた老人に連れられ着いた先が、廃ビル? 目の前にはシブヤでよく見かけるただの廃ビルだった。 戸惑う俺をよそにエル・バールはスタスタとビルの中に入ってゆく、多少の不安がよぎるものの着いていくしかなかった、まぁココどこだか知らないし。 廃ビル・・・には違いなかったものの所々補強がされていてエル・バールに案内されたエレベーターは他とは違い新しいものだった。 このビルは「上」ではなく「下」に広がっているらしい、道理で大会社のわりにそれらしいものを見かけないわけだ。 エレベーターに乗り込むとエル・バールはカード差込口に入れボタンを押した。 物々しいな、つか何階あんだよと突っ込みたくなる・・・数字を入力するタイプのようだが、どこぞの駐屯基地じゃあるまいし・・。 ・・・なげぇ、老人と二人きり無言のまま狭い空間に耐えられなくなりそうになったときチンとエレベーターが到着を知らせる、32階ってドンだけ? ・・・、またもや無言のまま二人きりで廊下を歩く、た、耐えられねぇ・・・とじびれを切らし俺が口を開こうとしたとき、コンコンをエル・バールが扉を叩き開けた。 ・・・タイミングが良いのか悪いのか、あけた口を再び閉じもエル・バールに続いて部屋に入った。 「お待たせしました」 深々とエル・バールが入室とともに頭を下げる、釣られて俺も下げてみた。 「遅かったね、まぁいいや、まずはようこそと言っておこうか、タナカ君」 目の前にいたガキがなぜか俺にそう言い放った・・・え?なにこの展開・・。 続く |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-05 08:34:05 |
| ・・・俺って何でココに居んの? 「呼びつけちゃってわるいね~、でもまぁ平気か、ど~せ何もやることなんてなかったわけだしさ」 は?何言ってんだこのガキは、勝手に決め付けんな・・・。 「まぁ~実験台のお詫び?っていうの、何にもないタナカ君に仕事あげようと思ってさ、よかったね~晴れてNEETから卒業~」 実験台?仕事?何言ってんのかぜんぜんわかんねーんだよクソガキ・・。 「おい、ちゃんと聞いてんのかよ・・・ちっまぁいいや、僕は忙しいから後よろしく~」 妙なガキが手を振るとエル・バールは頭を下げ俺の手を引きながら部屋から退室した・・・俺はひたすらに心の中で悪態をついているだけだった事に気づいた。 NEETの弊害その1・他人とはまともに話せない。 「こちらへ」 俺はまたも言われるままエル・バールに着いて行くしかなかった。 NEETの弊害その2・流される。 エレベーターの中で老人と二人きり・・・デジャブ?いや、違うだろビシ・・空しく一人突っ込みをしていると思いのほか早くエレベーターが着く、エル・バールに案内された先は先ほどとは違い薄暗く、そして一人の女性がそこにはいた。 「では、よろしく頼みます」 エル・バールは軽く会釈をして部屋を出て行った・・・。 NEETの弊害その3・異性と出会うと思考停止。 どどどどどどど、どうしたらいい俺・・・え?どうすんのよ俺・・・続く? わけがねぇだろ、と、とにかくなにか話さなければ・・・。 「どど、どうも、え~、あ、タナカです」 勇気を振り絞り汗ばんだ手を何とか差し出すことに成功。 「よ、よろしく・・」 しばしの沈黙の後、女性は俺を見て微笑んだ(多分) そして、俺の思考は停止した。 続く |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-05 09:48:29 |
| 足がめり込む・・・そんな表現が妥当だろうと思われる。 「ぶぇ」 汚らしく嗚咽交じりに声が出る、蹴られた・・・わけわかんないが腹をなぜか蹴られた。 「うっぜ、キモイし」 理由らしい・・・理不尽だ、俺が何したんだよ・・と言いたいが声が出ない、理由的には2つくらいありそうだ。 うずくまる俺を見下しながら女性はブツブツを独り言を吐いている、そのきつい眼差しがおれに何かを芽生えさせそうになるが女性が目をそらしたせいで芽吹くことはなかった。 一度深い息を吐くと先ほどとは違うトーンの声が降り注ぐ。 「え~タナカさんですね?私はあなたのオペレーターを任されたミズキといいます、以後よろしくお願いしますね」 腹の痛みとミスキと名乗る女性の変貌ぶりに口をあけるが声が出ない。 「え~これからタナカさんの仕事についてですが・・めんどいので詳細は省きますね」 手元の資料らしきものをめくり淡々とミズキが説明を続ける。 「やってもらうことは2つ、1つは事前に差し上げた腕輪を使用して戦うこと、2つ目は盗まれた兵器の回収です、ざっとこんな感じです、お分かりいただけました?」 ・・・いや無理だろ。 「え、あ、え~とミ・・ズキさん?」 NEETの弊害その4・空気読めない。 続く |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-05 09:49:01 |
| 突き刺さる・・・そんな表現が似合いそうか? 「おぐぉ」 下顎を蹴り上げられた、口の中で歯がゴリっと削れるような感覚があった。 「あのキモイんで名前呼ばないでもらえますか?」 疑問系で命令された・・・ある意味普通の命令より強制力がありそうだ、口の中に血の味が広がる。 「あとめんどうなんで質問もなしでお願いしますね、で盗まれた物は発信機で場所はわかってるんでそこに行って盗んだ奴らをボコッてください、回収はこちらでやるんで、位置は転送しておいたんで適当に指示出します」 こっちの状況などお構いなしに淡々と説明を続ける. 「こちら通信室、タナカさんご出勤です~」 どこかへ連絡を入れると1分ほどで体躯のいいグラサン男が二人入室してくる、え?なに?俺そっちの趣味ないんだけど・・・。 痛みに耐える俺に頭から袋をかぶせられ連れて行かれる。 「痛で」 投げ捨てられた・・・え?つか袋解けよ。 遠ざかる車の音、袋の中の俺・・・どうしたらいい? よろしく~ |
|
| HHYWk3EM16ZF | 2010-11-05 13:34:58 |
| …どうしてこんな事になったのだろう。 とある廃墟のひび割れた鏡の中で、 取り返しのつかない姿へと変わり果てた俺が佇んでいる。 「xxxxっパァ!xxxxxxっパァ!」 背後には声にならない声で笑い転げている女の子がいる。 名前はレイカと言っていた。 そして俺の隣にもう一人、 俺とよく似たシルエットを持った青年、イブキが映っている。 「畜生あの女、元の姿に戻ったら絶対xxxいてxxしてやる」 まだ現実を受け入れられず全身の力が抜けたままの俺とは違い、 イブキは怒りに震えている。 「イヤん、じゃあ一生そのままの姿で終えればいいっパ?」 小さくて良く聞き取れなかったイブキの声だったが、 笑い転げていたはずのレイカの耳にはしっかり届いていたらしい。 いつの間にかイブキの大きな体に後ろから抱きついていた。 満面の笑みで。 「さあお二人さん、こんな所で油売ってないで、 敵さんのアジトへレッツゴーッパ!」 「てめぇが鏡の前に並べと命令したんだろ!」 二人の掛け合いを聞き流しながら、ゆっくりと視線を正面に向ける。 忘れたい一心で大好きなアニメキャラのことを考えても、 目を開ければそこにある現実。 数十分前の出来事を、一旦は思考から外しても、 思い出すたびに足がガクガク震える。 また一段と、全身の力が抜けていく…。 つづく |
|
| HHYWk3EM16ZF | 2010-11-05 13:36:20 |
| いくらもがいても、袋は破れる気配がない。 ずいぶんと頑丈なものに入れられたようだ。 早速、魔人の腕輪とやらの能力を試す時が来た。 もしこれがただのジョークグッズだった暁には、 今度こそ俺はニュースにもならない最期を迎えるのか。 狭い袋の中で体勢を立て直すと、 COMPを立ち上げ、腕輪の能力を再確認をした。 効果(1) 魔人ヘルスエンジェルなど魔人と名の付く者には何にでもなれます …っておい、いきなりジョークグッズの可能性が大きくなった。 ヘルズじゃなくてヘルスなのか? しかし背に腹は変えられん、強そうな魔人を思い浮かべる。 真っ先に思い浮かんだアリスは却下、 次に思い浮かんだゴーストQもダメ… NEETの弊害その5・無意識に独り言。 「ゴーストQ…」 俺の呟きに呼応するように、魔人の腕輪が輝きだした。 『ゴーストQ、認証シマシタ』 頭の中に声が響く。 「ちょま、ちが、ちが、ち…」 『効果(1)、変身能力、消滅シマス』 え? 変身1回だけ? 『言ッテオクケド元ノ姿ニハ戻レナイカラネ』 聞いてない、聞いてない、聞いてない! 慌てる俺、急に小さくなっていく袋。 いや違う、俺の体が大きくなっているのか。 パンパンに膨れあがっていく俺。 ヤバイ、息ができない。 混乱する頭の中で「死」という文字だけが はっきりと浮かび上がってくる。 嫌だ、いやだ、イヤダ! ……… つづく |
|
| HHYWk3EM16ZF | 2010-11-05 13:38:05 |
| 意識を失いかけた俺を袋から出してくれたのは、 この妙な二人組だった。 カッパの着ぐるみをまとったイケメン、イブキ。 語尾がヘンで性格に難のある女の子、レイカ。 俺たちはお互いの事情を話した。 二人は「本物の風」を探しているという。 よくわからないが、偶然目的地が俺と同じだという事が判明し 行動を共にする運びとなったわけだ。 そして道中見つけた鏡の前に立ち、自分の姿を確認した俺だった。 そこにはゴーストQの着ぐるみを着た俺、NEETタナカがいた。 脱げない着ぐるみ。そこから覗く顔は、 変身前と何一つ変わることのない俺の素顔。 我ながら、キモイ。 顔はともかく…いや、この顔でこの着ぐるみ。 100人いたら100人が言うだろう、「キモイ」と。 この先、ずっとこの姿で生きていくことになるんだ…。 「おい、NEETタナカ、見とれてないで早く行くッパ」 力の入らない足を無理矢理前に出し、 進み始めたイブキとレイカの後を追った。 第1.5章 音速爆走天使(魔)~終~ |
|
| HHYWk3EM16ZF | 2010-11-05 13:38:47 |
| オープニングテーマ「風をさがしてる」 歌・作詞・作曲:福山雅治 / 編曲:中村修司 よろしく |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-09 04:06:22 |
なんだ? 疑問だけが浮かんでくる。 死なないでくれ!死ぬな、ダメだ死んだら! 泣き叫ぶ声が聞こえる、誰だ?あれは・・・。 死ぬな死ぬなダメだ死んだら…頼む死なないでくれお願いだから…。 頭に<穴>の開いた女性を抱き泣き叫ぶ男がいる、あれは・・・。 なんで、なんでお前なんだ…他のやつでいい、他のやつが死ねばいい、死んでいいやつなんていくらだっている…だからだからだから…お願いだ、死なないでくれ…<レイカ> なんだ?なんなんだ? 泣き叫んでいた男がゆっくりとこちらを向く、何かを叫んでいるが聴き取れない、感覚が酷く曖昧で・・・見ているのは俺? わからない、彼女を殺したのは誰だ?なぜだ? なぜ、俺は笑ってる? 男が叫ぶ<殺してやる> 俺は…誰だ? 続く |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-10 01:49:30 |
| 「いい加減に起きろ!」 奇怪な姿をした足蹴りに起こす。 奇妙な夢をみたおかげで目覚めが悪い、<タナカ>そう名乗った変態がようやく目を覚ました。 「あ~変な夢みたな・・・」 頭?らしきところガリガリを掻きながら起き上がってくる。 「夢?」 こいつも? 「内容覚えてないけど変だった気がする」 俺もほとんど覚えていなかったが何か引っかかる感覚が抜けなかった。 タナカを起こして数分・・・もう一人の変態が帰ってきた。 「ノ」 「・・・」 「(・ダメ・)ノシ」 「絵文字で会話すんな!わかりにくいわ!」 先に起きていた変態着ぐるみ・・・元着ぐるみ女手提げ袋をもって帰還してきた。 「どこへ行ってた・・・」 「すまないっパ、プリン売り切れだったっパ」 頼んでねぇ・・・そもそも目的地を確認すると言って行ったはずだが。 「・・・で」 改めて目的地を確認できたか聞くはずだったのだが・・・変態二人でプリンを食べていた。 疲れた・・・はは、もう疲れたよパト・・・。 「っておい、プリン無いんじゃなかったのか!」 「あ~イブキの分は無かったっパ、残念っパね~」 くそ、つい突っ込んでしまった、自分への苛立ちにこぶしが震える。 「そんなに食べたかったっパ?しょうがないっパね~」 「子供だね~」といった態度で一口分しか残ってないプリンを差し出してくる、何だろうかこの敗北感は・・・断っても受け取ってもなぜか負けなきがしてきた。 プリンを受け取りながら改めて聞く。 「目的地はわかったのか?」 「ココから北に行くと崖の下にそれらしい建物があったっパよ」 ずいぶんとまともな答えが返ってきた・・・絵文字の意味については言及は避けておいたほうがよさそうだ。 人としてどうかと思う格好の三人はそれぞれの目的のため1つの目的地に向かった。 続く。 |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-12 06:32:40 |
| さて、ここで1つ誤解を解いておきたい(誰にだ?) 俺は好きでこのカッパの着ぐるみを着ているわけではないということだ。 思えば2日前・・・。 レイカと名乗る着ぐるみ女とPTを組むことになった俺・・・まぁ上のほうでも参照してくれ。 旅に出る前にまずは買出しを思い、ここ新宿バベルに立ち寄った時のことだ。 「なぁ、<それ>どうにかならないのか?」 <それ>とは勿論着ぐるみのことだ。 「何かもんだいっパ?」 「人には、羞恥心というものがあるのだ・・・」 「修正が必要っパ?」 平然と街中を歩く着ぐるみ女、正直知り合いだと思われたくない。 着ぐるみはやめてもらいたい、がこの女は性根が腐っていると思われる、何を要求されるかわかったものではない。 だが、俺の羞恥心も限界に達しつつあるのも事実、仕方なく俺は頼み込むことにした。 「頼む、頼みます、お願いだから・・・それ脱いでくれ」 着ぐるみ女を前に直角90度の俺が出来上がっていた。 「仕方ないっパね~」 あっさりだった・・・。 俺の、俺の最後のプライドとして必殺技である<最後の手段>を使うことなく勝負は決してしまった、なんだろうか・・・なぜか少し、むなしい。 「くっ・・・」 俺がかみ締めている間にもぞもぞと蠢く女。 「ファスナー下ろせっパ」 ファスナーを下ろすと中身があらわになる、俺は滑らかな動きで顔を手で覆い、そして・・・崩れ落ちた。 とてつもない敗北感が俺を襲った、手前にはピンクの全身タイツの変態が立っていた。 周りから視線と失笑・・・俺の羞恥心が限界を超えていた。 続く |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-12 07:15:31 |
| タイツ女とカッパを背負う男・・・2体が街中を歩いている。 羞恥心の限界を超えた俺はある意味清々しい気分だった、でもグラサンは買った・・・第4の名前でも名乗るべきだろうか? 「グラサンも一度着てみるといいっパよ~凄さがわかるっパ」 「グラサンって言うな・・・凄さ?」 「カッパの英雄が着ていた伝説の装備品・・のレプリカっパ」 最後が小さかった。 胡散臭い・・・がここまでの道中この女の力は確かに凄かった、俺は少しだけ興味が出ていた、それが人生の終わりだとは知らずに。 さすがに抵抗があったので着替えはシンジュクで行った。 「よっ」 着ぐるみを着てみると意外にも暑苦しくもなく快適で抜群のフィット感があった。 「ほ~、なんか凄いなコレ」 「閉めるっパよ~」 しかし、特に力が湧き上がってくるようなことはなく普通だった。 「ふんっ」ブチ 「・・・・・」 「・・・・・あっ」 人生の終わる音がした。 「うわ、外れないっパ、壊れたっパ~」 残念がるタイツ女。 「新しいの買うしかないっパか~」 嘆くタイツ女。 「は~、あれ?・・・あ~すまんパ、英雄の装備品、こっちの甲羅だったっパ」 自分の付けている甲羅を指差し「間違えたっパ」と軽く言う。 「いや、いいんだ、間違いは誰にでもあるさ」 そう、俺は気にしてない。 「??甲羅かそうか?」 いや、平気だよ・・平気なんだ。 でも、ごめん、少し・・少しだけ泣いていい?泣いてスッキリすれば平気だから・・・少しだけ・・。 うずくまる俺、その傍らにタイツ女・・・こうして俺は変態の仲間入りを果たしたのだった。 よろしく。 |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2010-11-22 16:39:41 |
| イブキは、この全てにおいて失望しそして絶望し現実逃避をした。 タイツ女を置いて叫びながら走って逃げた。 「待つッパどこへ行くッパ」と言ってタイツ女は追いかけてきている。 だが俺には、そんな事どうでもよかった。ただ現実逃避をして最後には近くの崖の上まで行って「神様のバカヤローーーー!!」と叫んでから、飛び降り自殺を図って悪魔のエサになろうと思っていた。 だが現実はそう甘くはなかった。 「つ、捕まえたッパどういうつもりだったんッパ」 ことごとく俺は崖まであと少しの所で捕まってしまった。 「チクショーーーーー!!チックショーーーーー!!」と俺は叫んだ。 そして俺はこめかみに銃を向け自殺図った。 (もう死のう…。失うものなんて何もない、だからもう死のう…。) トリガーを引いた。 だが弾が出ない何度も何度もトリガーを引いたが自殺する事は出来なかった。 そして俺は、あまりの惨めさと悔しさのあまり泣き叫んだのだった。 よろしく |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-23 07:22:18 |
| 視線を感じる・・・まぁそうだろう、泣きながら回想していた俺は傍から見れば異常だ。 くそ、お前らにそんな目で見られる覚えはねぇよ・・・。 そもそも、俺とタイツ女ことレイカがココに来た理由はかなり適当だった。 タイツ女にCOMPをいじられてなぜかサラサラヘアーになった俺、それを元に戻すためタイツ女の先導によりココに来たのだ。 「風が語りかけてくる・・うまい、うま・・ゴフ」 「やめろ!」 危険を感じた俺は阻止することに成功、県民にしかわからないネタはやめてくれ・・。 「風さんからの情報によれば向こうにCOMPを直せる施設があるそうな・・・」 ビシッ!と適当な方向を指差しキメ顔で語るタイツ女・・・。 「いや、何処だよ」 「君の風はもうすぐそこだったパ」 とまぁこんな感じで今に至るわけだが・・・俺の髪は元に戻るのだろうか、人生も。 続く。 |
|
| epJV6kATIVif | 2010-11-23 08:23:45 |
| 目的地近くの崖の上・・・俺は真剣モードに入っていた。 工場のような建物の前には人影が2つ、おそらく見張りだろう。 奇抜な格好をした空気・・タナカの情報によれば大会社の試作武器を強奪したやつらのアジトになっているとか・・・。 2人にかがむよう指示を出しライフルのスコープを覗く。 「!!!!!」 一瞬見間違いかと思いスコープから目を離す、そしてもう1度・・。 「!!ば、ばかな・・・コレは」 衝撃的な事実だった、タナカも何かを感じ取ったらしく渡したライフルを覗く。 「・・・イブキさん、コレは・・」 「ああ、信じがたいが・・かなりの高LVだ」 俺たちは向き合って確認する。 「・・・左だ」 「俺、右です・・・」 LVの高い見張りが2人・・・弩ストライクだった。 行くしかない、異名に賭けてこの戦、負けるわけにはいかなかった。 「いくぞ!タナカ!」 「はい!」 俺たちは熱い青春の風を求めて崖を下った。 フルボッコだった・・・肉体も精神も・・。 外見は元より戦闘に関してもLVが高かった・・何より第一声ですべて打ち砕かれた俺たちにもはや勝機はなかった。 飛び出した俺たちから少し遅れて来たレイカによって見張りは難なく倒された。 蔑みの目が俺たちに注がれる。 「いや・・見ないで」 着ぐるみ男が2人、顔を覆いながら地面に伏していた。 こうして俺たちは多大なる犠牲を払いアジトへの侵入に成功したのだった。 よろしく~。 |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2011-12-11 14:56:15 |
| アジトに潜入し暫くすると、どこからか歌が聞こえてきた。 ???「何処に行こうと、インスマス面がついてくる。街に着いた時から、私は辺りを見て回り始めた。私は魚人のことを多く聞いた。僕の部屋のドアの外で、魚人たちが物音をたて始めたぞ。 月明かりに照らされたインスマウスの夜、私は恐怖に駆られて逃げ出したんだ。」 (どこから聞こえてくるのだろう?)タナカ達は、そう思いつつも歌を頼りにアジト内部を進んだ。 だがアジト内部には、誰もいなかった。いや誰もいないというよりかは、ほんの数分前までいた様な形跡があった。机の上には、まだ温かいスープの飲みかけやら食べかけの保存食などがあったからだ。 (何処かに潜んでいるかもしれない…。)と不審に思いつつもタナカ達は、また歌を頼りに奥へ進んでいった。 そしてアジトを進んでいくとアジト内部の壁には至るところにヒトデのような星みたいなマークが書かれていたのだった。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2011-12-11 15:38:04 |
| また歌を頼りに奥へ奥へ進んでいった。 ???「私は、もっと恐ろしいことを聞くだろう。奴らは耳障りな声で喋る。奴らの声を聞くと、不意に逃げ出したくなるよ。 奴らはまばたきをしない。そして、あからさまに魚の死骸のような臭いがするよ。 そしてあのおかしな酔っ払いの言うことにもっと耳を貸せばよかったよ。彼はマーシュ船長率いる深きものどもの教団についての警告を僕にしてくれてたんだ。いつからか、魚人の気配を感じるようになったんだ。僕が行く先々、どこでも感じるんだよ。」 「ねぇなんか凄く臭くない?倒した後のイソラのような臭いがするんだけど…。」不意にイブキは、鼻をつまみながら言った。 「そうっすねでもイソラというより腐った魚のような臭いですよね。」とタナカも鼻をつまんで言った。 「そうッパそうッパ」と言いつつレイカは、ガスマスクを装着した。 「お前そのガスマスクどうしたんだ?」とタナカは言った。 「いや皆が寝てるうちに用があったッパから近くの山羊屋の露店に行って、店主に対してTHEヘンタイをやったんだッパ」 「そうしたら店主鼻血を噴いて昇天したッパそのスキに色々な物と引き換えに金を置いて出ていったッパそのときに、その店主のガスマスクを頂いたッパ」とその時のことを思い出し爆笑しながら言った。 「何してるんだよ・・・。」とタナカは言った。タナカは、呆れて突っ込みをいれる気力さえなかった。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2011-12-11 15:53:17 |
| そして歌が聞こえる方向をもっと奥へ奥へ進んだ。 ???「悪魔の岩礁を爆破する事はできるよでも、それじゃ解決にならないだろ。イハ=ンスレイはどこよりも深いところにあるんだから。僕はこれからも魚人の姿を見続けるだろうね。はっきりと確信しているんだ…。」と進んでる最中に歌が途切れた。 その先には部屋があり、このアジトの人だろうか何十人も倒れて死んでいた。 ただ一人だけ血だらけで、なんとか死にそうだが生き延びているひとがいた。 タナカ「だ、大丈夫か!!」 アジト兵「に、逃げろ、奴らが戻ってくるその前に逃げろ。」 タナカ「奴ら!?奴らって何なんだ何があった?」 アジト兵「ふ、深きものどもが、ああ!窓に!窓に!」そう言ってアジト兵は息絶えた。 よろしく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-12 21:17:54 |
| 非常灯の微かな緑色が樹海を彷徨っているような錯覚をさせる、 闇に目が慣れてきた所為か辺りの様子が解かるようになった。 各々に拳銃や自動小銃を持った警備兵らしき人間が、 半壊し血塗れになり、折り重なるように無数に転がっている。 周囲は腐敗した蛋白質の臭いと錆びた鉄のような臭いで、 吐き気を催し、咳が止まらなくなる。 先程までは乱射される銃声や断末魔のような叫びが聞こえていたが、 飛び散った血液の滴る音が聞こえるほど静かで、更に危機感を煽っている。 ふと、部屋の隅に目が行くと何かが闇のなかで蠢いている気配がし、 徐に闇が立体化し人のような形になった。 頭部の目のような器官が赤く鈍い光を放っている。 何体もがまるで闇から生まれるように、出現してくる。 「うわぁーー!!」タナカが恐怖に耐え切れず、 奇声をあげ転がっている小銃を拾おうとした時、 「拾うなっ!」 防毒マスクでこもった声でレイカが叫んだ。 「敵意を感じれば一気に襲ってくる、銃を持ったところでこの現状だ」 「刺激しないほうがいい・・」 冷静な声にタナカは立ち止まり、まるで石化したように動かない。 レイカは続けて、 「さっきまで歌が聞こえていだろう?」 「おそらく周波数の高い音で彼等を操っているモノがいる」 操ってる?どうやらレイカは始めから何かを知っているような感じだ。 (そういえば、いつの間にかカッパ言葉じゃなくなってるな) しかし、いずれは奴等の餌食になるのは明白だ。どうすれば・・。 つづく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-12 21:37:51 |
| 「インスマス人・・・」 石化していた口から聞きなれない言葉が発せられた。 「昔、ラブクラフトという作家が書いた小説さ」 「・・・となると奥にいるのは這い寄る混沌ニャルラトホテプか?」 独り言のように、熱にうなされた如く、タナカはつぶやいている。 これだから、ニートヲタは始末に負えない。 レイカはそのインスマス人が現れた方に、ゆっくりとそして優雅に進んだ。 まるでファションショウのモデルのように颯爽と歩いている。 壁のところまで行くと、小さいハッチを開け中のテンキーを操作している。 壁に描かれた星形の模様が五芒星の魔法陣として一斉に輝き始めた。 結界が解けたように正面の壁が勢いよく開いた。 天井まであるドアのようだが、壁自体が動いたように錯覚した。 人が一人通れるくらいの細い通路が奥に続き、レイカはそこに誘った。 「こっちッパ!」 えーっそこで戻すのかよ!とツッコミを入れたいところだが、 インスマス共が襲って来そうなので黙認した。 つづく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-12 22:45:16 |
| 幾つかのドアが途中にあった。 『P-1.02ver』とか『P-1.12ver』とかのプレートが貼ってあり、 「何かの研究ブースみたいだなぁ」 ゴーストQの格好をしたタナカが声に出している。 「ここッパ!君たちの必要なモノは多分ここにあるッパ!」 「私はこの奥に用があるから先に進むッパ!」 『SAMPLE』と書かれたプレートのドアを指差しレイカは奥に進んでいく。 必要アイテムがどれなのか正直解からないし、 レイカのことが気になったので尽いて行くことにした。 タナカも一人になるのが嫌なのだろう後ろから追ってきた。 10メートルほど進むと広い空間が開け、中央に異様なブースがあった。 配管が剥き出しつながれ半球体の形状をし、 他の部屋のドアよりも厳重な作りになっている。 (こんなの漫画とかで昔よく見たな、実際見るとは思ってもいなかったが) レイカはドアに近づくとセキュリティを解除した。 ドアはゆっくりと上方にスライドし中は見えてきた、 暗闇なのか黒い物なのか判らないが、何かが蠢いてるようにも見える。 レイカはワンショルダーバッグを前面に回し、何かキューブ状の物を取り出した、 「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」何か呪文をつぶやくと、 そのキューブを中へ投げつけた。 空間全体に発光で見えなくなり、次の瞬間全ての光がドアの中の闇に吸い込まれ、 辺りは一瞬暗黒に包まれた。 平常の明るさを取り戻した時、レイカの前には翼をもった闇が現れ、 「我が名はニャルラトホテプ今後ともよろしく」 と言ってハンドヘルドコンピュータに吸い込まれていった。 「私の目的はおしまいッパ!」 レイカは防毒マスクを外し、にこやかに言った。 よろしく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-13 20:38:15 |
| 『SAMPLE』のプレートが貼ってある部屋に移動した。 中は整然としてアイテムごとに管理されているが、 目的の物は発見できなかった。 「くっそう!このまま元に戻れないのか!」 口惜しさと焦りのあまり思わず声に出た。 タナカも不安気にまだそこら辺を探している。 「レイカ、この部屋に有るって言ってなかったか?」 ・・・返事が無い屍のようだ。いやいや、生きている。 この部屋の端末を操作することに夢中で、 こちらの声は聞こえてない様子だった。 「よっしゃ~!こんぷりーてっど!」 「ん?あっそうか探し物してたんだッパね」 「忘れてたッパ!」上機嫌な上に無神経なセリフで、 血管が膨張しコメカミが痛くなってきたのを感じた。 「まぁまぁ、歓喜するッパ!強制修正PGをゲットしたッパ!」 どうやら、ここは独立したネットワークで、 外部からのハックは不可能なデータベースらしく、 直接進入し内部からアクセスしないと入手出来なかったらしい。 つづく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-13 20:39:17 |
| 「んじゃこの素敵なステッキで元にもどすッパ!」 折りたたみ式かよ!何か全てが安直でいい加減に見える。 「並んで並んでぇ! 1+1は?」 「にぃー」っていらんだろ笑顔は・・。 「どうにでもなあれ~!」 白い煙と破裂音と共に、オレたちは元に戻った。 どういう仕組みだよ!爆発コントかよ!髪の毛は、癖っ毛なのは自前か・・。 「おお!やったぁ、元に戻ってる!」髪の毛に触れて確かめた。 タナカもいつもの冴えない姿に戻った。 「君たちのきぐるみは、イメージングされたデータを 生体マグネタイトで物質化させたものだったんッパ!」 「悪魔メモリや召還された悪魔とかと同質なのッパ!」 「そしてセキュリティを強制削除すると分解するわけッパ!」 よく解からない仕組みの説明ありがとう。 どうせいい加減な理屈なんだろうが、一体何者なのだろうか? ハックもそうだが戦闘技術も異常に高い、 ニャルラトホテプを仲魔にできるレベルのDBだということは確かだが・・。 いやこれ以上関わるのは良くないな、 オレは平凡DBだ、ナカノでオベリスクの調査をしてる方が似合ってる。 つづく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-13 21:51:38 |
| 「さてと、髪は元にもどったし、タナカの用件はよく解からないけど、 このアジトは沈黙していることで達成されたんだろう」 「PTは解散だな」 こんな体験はめったに無いから、思い入れが無いわけでもないが、 アジトの出口のところで別れの挨拶をしようとした。 一台の黒塗りのリムジンが悠然と正面ゲートから入ってきて、 オレ等の前に横付けした。 助手席から白髪の背の高い老人のような男が降り、 「お疲れ様でした。タナカ様」執事の様に丁寧な言葉でタナカを迎えている。 「ああっエル・バール副社長さん、どうしてここに?」 「ええ、任務遂行されたとレイカ様からご連絡がありましたので、 お迎えにあがりました」 「レイカさんとお知り合いで?」タナカは狐に抓まれたような顔をして尋ねた。 「レイカ様はサイファーコンツェルンの専属DBでございます」 「まぁ、詳しい話は社長本人が説明いたしますので、皆様も車の方にお乗りくださいませ」 促されるままに3人は車に乗り込んだ。 つづく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-14 10:58:44 |
| 「サイファーコンツェルンのサイファーってなんだ?タナカ」 リムジンの車内で暇つぶしの会話を始めた。 「サイファは虚無を現す言葉です。簡単に言えばゼロですね」 「サイファは無限、宇宙、神と同意で、インドの主神ブラフマーを示す言葉でもあります」 「ゼロであり、無限でもある奥が深いなぁ」自分の言葉に酔ってるな・・。 歩くウィキペディアかお前は。意外と便利に使えるかもしれない。 シブヤの廃ビル群の一つの前で車は止まりオレ等は降りた、 関係者専用のエレベーターで地下32階まで行き、 長い通路の奥の部屋に通された。なんとも気まずい長さの廊下である。 タナカの話によると社長というのは、少年の姿をしているらしいが、 見かけ通りの年齢ではないのだろうか・・・。 黒いスーツを着た少年が、部屋の置くの中央にある広いデスク佇んでいた。 オレ等が部屋に入ると革張りのデスクチェアから身を起こして、 ゆっくりと歩いてきた。 「任務お疲れ様でした。皆さん」 生意気なガキとタナカは表現していたので、労いの言葉が聞けるとは思ってもなかった。 「まずは、そちらの方へお掛けください」 手の示す方を見ると、そこには豪華な革張りの応接セットが置かれている。 副社長を名乗るエル・バール氏以外は全員が席に着くと、 ショートレイヤーの秘書らしき女の人が紅茶を持ってきてくれた。 リムジンの中で十分水分補給を取らせて貰ったから、 紅茶には口をつける気にはならなかった。 タナカは何故か怯えているようだが、別段気にすることないだろう。 さすがに疲れているので、ソファに腰を降ろすと眠気が襲ってきた。 つづく |
|
| 4UOcPY6wBv9p | 2012-06-14 14:43:09 |
| では、早速今回のあらましを説明しましょう」 静かな透き通った声で話し始めた。 「レイカさんは弊社の専属DBなのですが、基本的には単独で調査などを行っています」 「我々としては、彼女にサポートする人材が必要だと考えています」 「そこで選出されたのが、イブキさんとタナカさんであります」 「突発的な状況でどう行動されるか?が今回の真意でありました」 納得できるような、納得したく無いような話だ。 勝手に試験を受けさせられたようなもんだな。などと考えていると。 「ぶっちゃけ、囮というか弾除けってとこです」 うわーぶっちゃけ過ぎだろそれ! 「きゃはははっ!ってしゃちょーぶっちゃけ過ぎッパ!」レイカが笑い出した。 「で、感想はどうでした?タナカさん、魔人の腕輪の性能は使いきれていなかったようですが」 急に振られて、焦りながらタナカは答えた。 「何がナンだか解からないまま、イブキさんに付いて行ったって感じかな?」 「最初はそんなものでしょう。これからもよろしくお願いします」 拒否はできないんだな・・。 「さて、イブキさんはこれからもレイカさんのサポートをお願いしたいのですが?」 誰が好き好んで囮役なんかするもんか!命がいくつあっても足りない。 「いや、オレは分相応ってのを知ってる」 「申し訳な・・・」といいかけた時、遮るように人差し指を立て子供社長は言った。 「週、週300万マッカ支払う用意があります」 今の収入の5倍かよ!優秀なやつでもその半分くらいだろぉ・・。 「装備は最新式の物を支給しますが、どうでしょう?」 これは迷う・・・とその時レイカが耳打ちしてきた。 (また、さらさらヘアーになりたいッパ?) 「OK、了解しました・・・」 (仕方ない元々拒否権はなさそうだ)うな垂れたタナカを見る。 黒い仕立ての良いスーツを着こなす美少年は立ち上がり、 「では、以後レイカさんのチームを『ウィンドブレード』と命名します」 よろしく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2012-06-16 13:09:27 |
| それから10分後・・・。 細かい手続きを終えて皆は、社長の計らいで1時間の自由行動を取っていた。 「自由ッパ自由ッパ自由・・なんて良い響きッパ」レイカは、はしゃぎタナカは、依然としてうな垂れていてイブキは、落ち着いていた。 (俺は一生チームの弾除けと囮か、ハァ…強くなりたい・・・。) そう思いつつもタナカは、今までの疲れで寝てしまったのだった・・・。 そんな時ある夢を見た。 「アレなんだ?クーフーリン?いやあの人は、大泥棒ゴエモンを捕まえたと言われている。あの有名なDBであるKさんでは・・・。あの人と誰だ?あの禍々しい雰囲気と悍ましくドス黒い邪気・・・。ああKさんに、逃げて!!殺される」タナカは、その恐怖と怖さでタナカは目が覚めた。 続く 一応前のはバックアップあり |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2012-06-16 13:58:15 |
| その後、社長の秘書からウィンドブレードとしての初任務の説明と最新式装備についての簡単な説明の2つを受けていたが、タナカはあの夢が気になって説明が、あまり頭に入らずぼーっとしてあの夢について考えていた。 「あの夢って予知夢?うーんそんなはずは、ないと願いたいまた同じ夢でも見たら考えてみようでもなぁ・・・」 「おーい聞いてるっぱ!?」 「やっぱりアレ現実味が・・・」 「聞いてるのかって聞いてるっぱ!!」 レイカは、タナカの顔を殴った。 タナカは、痛がり 「殴ったnグ八ッ!!」 『それ以上は、言うなよ絶対に絶対だ(ッパ)』 「2度もぶった!親父にもぶたれたことガハッ!!」と言われたことを守らずタナカは殴られ泣いていた。 『これで2回目だなこれ以上言うんじゃない(ッパ)』と蔑んだ目でタナカを見ながら周りが言った。 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2012-06-16 16:19:47 |
| 「これだから空気の読めない元NEETは・・・。」とイブキは言った。 (この俺が弾除け兼囮で元NEETだから蔑んだ目で見やがって畜生!!チクショー!!) タナカは、悔しくなり目の前にあった最新式の装備を持ち逃げ出した。 「おい逃げるッパ!?」レイカは言った。 「うるせぇ!!俺が、元NEETで弾除けや囮にしかならない役たたずだからって蔑んだ目で見やがってよ俺は、俺はなぁ元NEETの前に男の子なんだよタダ指をくわえて何も出来ない愚か者には、なりたくはないんだよ!!」 そう言い残し逃げ去っていった・・・。 10分後・・・ 逃げ出したタナカの補充要員として自社警備兼戦闘ロボットの「DE零式」を編入しウィンドブレードの当初の任務である『不可解な無差別殺害』の調査に向かった。 それと同時に、タナカ捜索の為の計25人の精鋭部隊が結成された。 だがこれは建前で、本当のところは、最新式の装備の回収及び破壊等にある。タナカは、本当は、会社にとってどうでも良い存在なのだ。強くなければ生き残れない混沌としたこの世の中を生き残るためには・・・。 「ライバルであるロプコンやS&Jには、技術を渡したくないですからね~社長」とバール副社長は言った。 「そうですね・・あのタナカさんが持ち逃げた最新装備の中に含まれている技術は、ライバルや他社に渡ると痛手ですからね・・・。」 つづく |
|
| ao0Y/kXcZz1U | 2012-06-16 16:24:08 |
| それから2時間後・・・。 「社長!!た、大変です。」 捜索に向かわせた精鋭部隊が、全滅したと諜報部の主任から報告があったのだ・・・。 「うーんそうですか・・・精鋭を25名送ってこのザマとは、もしやロプコンが!?」 ロプコン社・・・それは、サイファーコンツェルンのライバル社でもあり警備用ロボットの大手である。共同体社会の正式配備試験で何度も競い合っている。最近の噂では、DB用の対悪魔用ライオネットパワードスーツを開発しているらしい・・・。 「そうではないようです。20分おきに定時連絡を受け取っていたのですが・・・。」と主任が言った。 「何があったのですか?」 「実は・・何かが、おかしいのです。」 「どういうことですか?」 主任によると電波障害や「奴が・・禍々しい奴が・・」というような不可解な連絡が来たり、定時連絡が20分おきなのにもかかわらず1分後や10分後や3分後など時間がバラバラという事があったというのだ。 つづく |
|
| VVjlgKZig7yt | 2012-06-16 17:00:25 |
| ぶっちゃけさらすけれど おいら天龍騎だ 知らん人はぜんぜん知らないだろうが いあ スルーしてくれ |
|
